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2021-11-08

保険適用となった腫瘍溶解性ウイルス、当面は出荷を制限


新型コロナウイルスの影響は、がんの新薬供給にまで及んでいます。

資材が不足し、供給体制が不十分

腫瘍溶解性ウイルスは、ウイルスの遺伝子を改変することで、がん細胞のみで増殖し、内側から破壊します。正常な細胞を傷つけないため、副作用が軽微で、がんを狙い撃てる次世代の癌治療薬として期待されています。デリタクトは腫瘍溶解性ウイルスとしてはじめて保険適用となった脳腫瘍の治療薬ですが、11月1日に発売され、当面は治験を行った医療機関に絞って、供給が行われます。新型コロナウイルスワクチンの生産で資材が不足しており、十分な供給体制でないことが一因になっています。

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