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2021-11-09

独自の治療で「がん細胞と呼ばれるものが体になくなった」高須克弥医師


抗がん剤を点滴で投与するのは、全身に散らばったがんに対処するためです。

がんが見えなくなってもなくなったわけではない

膀胱などのがんで闘病中の高須克弥医師が、独自の治療の成果を「がん細胞と呼ばれるものが体になくなった」と公表しています。再発を繰り返して、これ以上の打ち手がなくなったため、通常は点滴で使用する抗がん剤「ゲムシタビン」を、膀胱に直接投与したところ、コメントのような成果だったそうです。確かに抗がん剤を患部に投与すれば、がんには直接作用します。例えば肝臓は解毒の臓器であり、抗がん剤の効果が出にくいので、直接抗がん剤を注入する場合があります。とはいえ、進行したがんの場合、患部だけががんではなく、全身に細胞の単位で広がっています。点滴するのは、こうした広がったがんに対する全身治療だからです。高須医師の場合もたとえ目に見えるがんが消えたとしても、がん細胞が完全になくなったとはいえないでしょう。とはいえ、がん細胞を一気に減らせたことは事実です。後は散らばっているがんを免疫の力で抑え込めるかどうかが、生還んの鍵になります。

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