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2024-04-22

T-reg

免疫は、体内に侵入した異物を排除する優れた仕組みですが、間違って自分自身を攻撃してしまうことがあります。免疫細胞の多くを占めるT細胞は、胸腺で作られ、血中に存在していますが、その5%程度を占めるT-reg(制御性T細胞)は、免疫が自分自身を攻撃しないように、抑制的に働きます。がん細胞は、免疫から逃れて生き延びるために、様々な手段で免疫を抑制しますが、がん患者の末梢血中のT-regは健常者の何倍にも増加し、免疫を抑制していることがわかっています。

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