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2024-03-26

原発不明がんの森永卓郎さんが自由診療を併用する理由

可能性を少しでも積み重ねていくのが、がんとの闘いです。

生きる動機が出来た

経済アナリストの森永卓郎さんは、昨年の12月に膵臓がんと診断されました。その後、原発不明がんであったことがわかりましたが、既に余命宣告を受けています。経済アナリストであり倹約家で知られる森永さんらしく、当初は公的医療保険のメリットを理解した上で、あくまでも標準治療だけを受けると公表していましたが、その後、自由診療で養子免疫療法も併用しています。理由としては経済アナリストとしての集大成といえる新著を何としても仕上げたかったり、大学のゼミの教え子を育てたかったり……生きる動機ができたからだと述べています。確かに標準治療は科学的根拠と多くの症例のある優れた治療です。また、公的医療保険で大きな負担なくこうした治療を受けられるのは、恵まれた環境であるといえます。しかし、余命宣告を受け、それ以上に行きたいと願うなら、可能性を少しずつでも積み重ねていくのが、がんとの闘いなのです。

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