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2023-12-18

オーダーメイドのmRNAワクチンが悪性黒色腫に奏効

新型コロナウイルス対策だけでなくがん治療にもmRNAワクチンが開発されています。

悪性黒色腫の再発や死亡が49%減

mRNAは体内でアミノ酸を結合させて、塩基配列に応じた蛋白質を合成します。この仕組みを利用して、免疫を刺激するのがmRNAワクチンで、新型コロナウイルスの感染拡大で実用化され、がんなどへの応用も研究されています。その中でメルクとモデルが共同開発したmRNAのワクチンが、悪性黒色腫に対して奏効したという報告がありました。キイトルーダを単独で使用した場合に比べて、再発や死亡の割合が49%も低くなったのです。このワクチンは、患者のがん細胞を分析して、以上な増殖に関わっている遺伝子の異常を絞り込み、それを抗原、即ち攻撃対象の目印として認識するよう、オーダーメイドで作られます。

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