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2023-10-20

複数のがんの発見に有効な新たなマーカーを発見

がん細胞から分泌される物質をマーカーとして、その濃度でがんの可能性を診断することがあります。

既存のマーカーを大きく凌ぐ感度

名古屋大学のグループは、複数のがんを早期に発見する上で有効な物質として、SDF-4を発見しました。がん細胞から血液中に流れ出し、マーカーとして有効である物質を探した結果、発見され、胃がん、乳がん、大腸がん、膵臓がん、食道がんについては患者の血中濃度は健常者よりも高いことが確認されています。特に胃がんにおいては早期から進行した段階と同様に濃度が高く、マーカーとしては89%の感度であり、既存のマーカーとして用いられるCEAの13%、CA19-9の17%を大きく凌いでいます。

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