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2020-09-11

キイトルーダが食道がんで保険適用に


免疫チェックポイント阻害剤「キイトルーダ」は同じ作用機序である先発のオプジーボと同様、保険適用の範囲を拡大させています。

キイトルーダの売上は先発のオプジーボを凌ぐ
免疫チェックポイント阻害剤は、がん細胞が免疫にかけているブレーキを解除することで、患者自身の免疫を機能させ、がんを叩きます。オプジーボが登場し、患者の多い肺がんに保険適用になって以降、様々ながんに使えるようになり、急速に普及が進みました。また、同様の作用機序であるキイトルーダも、どんどん保険適用を拡大させ、売上ではオプジーボを凌ぐまでになりました。オプジーボと同様、最初に悪性黒色腫に対して承認されたキイトルーダは、肺がん、ホジキンリンパ腫、尿路上皮がんなどにも保険適用を拡大、さらには部位を問わず特定の遺伝子変異が認められるがんにも使えるようになりました。そして、先月には昨年、申請していた食道がんも追加されました。対象となるのは化学療法後に憎悪したPD-L1陽性で根治切除不能、再発の食道扁平上皮がんです。

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