2022-08-01
オプジーボとレラトリマブの配合剤が、悪性黒色腫に対して欧州で承認推奨される
免疫チェックポイント阻害剤の併用は進んでいくでしょう。
免疫チェックポイントは幾つもある
オプジーボとレラトリマブは、いずれも免疫チェックポイント阻害剤です。免疫細胞の中で最も数の多いT細胞表面には免疫チェックポイントがあり、がん細胞はそこに作用することで、T細胞ががん細胞を攻撃出来ないようにしてしまいます。免疫チェックポイントは幾つも発見されており、オプジーボはPD-1、レラトリマブはLAG-3という免疫チェックポイントに結合することで、がん細胞がそこに働きかけることが出来なくなり、免疫に対する抑制を解除します。このふたつの配合材が、悪性黒色腫に対して欧州医薬品庁から承認を推奨されました。今後、免疫チェックポイント阻害剤の併用、配合材の開発は進んでいくでしょう。
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