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2017-04-19

X線撮影で放射線治療をより正確に


放射線治療で重要なのは患部にピンポイントで照射し、正常な組織への影響を避けることです。それをサポートするシステムを、島津製作所が開発しました。

放射線が当たれば、正常細胞でも死滅

放射線によるがん治療においては出来るだけがん組織にのみ照射することが求められます。放射線が当たれば、正常組織であっても遺伝子が破壊され、副作用は避けられないからです。医療機器メーカーの島津製作所はこの放射線照射をより正確に行えるシステムを開発しました。呼吸による臓器などの動きを正確に把握することが出来ます。

X線による画像で呼吸などで動く患部を把握
X線を出す光源、X線を受けて画像にするパネルで患者を挟むようにして、治療を行うのですが、患部に金属製のマーカーを埋め込んでおくことで、呼吸などで患部が動いても、画像を見ながら、放射線を当てる位置を調整出来ます。従来の製品では光源とパネルが2対でしたが、これを4対にすることで、より正確な照射を実現しています。

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