toggle
2023-08-14

非小細胞肺がんの治療前に遺伝子検査を行うと、治療結果が向上


がんは部位よりも遺伝子の変異に着目して、治療を行う時代になっていきます。

遺伝子の変異ががんの性質

がんは遺伝子の変異によって異常な細胞が作られ、それが分裂・増殖を繰り返して、大きな腫瘍になった結果です。遺伝子の変異は、同じ部位のがんでも様々で、この遺伝子の変異に応じて治療を選択するのがゲノム医療です。非小細胞肺がんは、遺伝子の変異別に治療が開発され確立されている領域です。米国のペンシルバニア大学の研究では転移を有する非小細胞肺がんの患者が、1次治療の前に遺伝子検査を受けた場合、全生存期間が改善しており、遺伝子の変異によって選択される分子標的薬の投与を受けていない患者においても、同様の結果が得られています。

Share on Facebook0Tweet about this on Twitter0
関連記事