2023-08-07
新たながん遺伝子パネル検査のシステムが保険適用に
がんは遺伝子の変異で起こる病気であり、それを解析することで、診断や治療方針の決定に役立ちます。
正常細胞とがん細胞をペアで解析
GenMineTOPがんゲノムプロファイリングシステムが保険適用となりました。このシステムは、2019年6月から開始した東京大学、国立がん研究センター研究所およびコニカミノルタの次世代がん遺伝子パネルに関する共同研究開発の成果であり、固形がん患者の腫瘍組織検体から抽出したDNA、RNA、そして同一患者の正常な細胞から抽出したDNAを用いて、遺伝子変異情報を解析するシステムとして、昨年、厚生労働省から承認されています。がん細胞と正常細胞で塩基配列のペア解析を行うことにより、がんの診断や治療に関連する737のがん関連遺伝子(DNA)の変異の検出結果、RNAの変異の検出結果、そして発現量の情報が一括取得を出来、固形がんの診断及び治療方針決定の補助として用いられます。
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