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2022-03-04

腫瘍溶解性ウイルスが悪性骨腫瘍に対する治験が進行


骨軟部腫瘍は希少がんのひとつで、有効な標準治療が確立されていません。

がん細胞のみで増殖し、やがて破壊するウイルス

骨軟部腫瘍は、骨や筋肉、脂肪などの軟部組織に出来るがんで、発症頻度は100万人に4人程度と希少がんに分類されます。標準治療が確立されておらず、有効な治療が模索されてきましたが、鹿児島大学のグループが行った第1相の治験では、腫瘍溶解性ウイルスが高い有効性と安全性を示し、承認を目指した第2相治験を開始しました。腫瘍溶解性ウイルスは、遺伝子を改変し、がん細胞のみで増殖し、最終的には破壊するウイルス医薬品です。既に保険適用となった製品もあり、遺伝子改変の仕方によって様々ながんに応用出来る可能性があり、将来性が期待されています。

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