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2021-06-07

悪疫質を防ぐには、適度な運動を


悪疫質を起こすと、一気に予後が悪化します。

筋肉量の維持がポイント

がんが進行してくると、炎症が起こり、それに反応してサイトカインが分泌されます。このサイトカインの働きで食欲が抑制され、エネルギーを確保するために、筋肉が分解されます。そうなると体を動かすのが億劫になり、さらに筋肉量や体力は低下していきます。こうして消耗した状態を悪疫質といいますが、こうなると予後が一気に悪化します。これを防ぐためには、がん患者であっても適度な運動やリハビリで筋肉量を維持することが重要です。先日、悪疫質の治療薬が承認されましたが、まずは自分で筋肉量を維持することを心がけてください。

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