toggle
2023-08-04

スティーブ・ジョブス氏の遺児が、がん治療を目的に2億ドル調達


ITとインターネットの世界に革命を起こしたスティーブ・ジョブス氏は、2011年に膵臓がん闘病の末に亡くなりました。

がんの新薬開発には巨額の費用が必要

アップルの創業者であり、ITやインターネットの世界に変革をもたらしたスティーブ・ジョブス氏が、膵臓がん闘病の末に亡くなって12年になります。巨万の富を築き、最先端の情報に触れていたはずの彼は、診断当初から代替医療に傾倒し、それが予後に影響したのではないかと、議論の対象になりました。そして、その遺児であるリード・ジョブス氏は、その後にがん専門の医師を目指しましたが、後に進路を変更し、現在ではジョブス氏の妻が設立した団体の運営を行っています。その団体が、新たながん治療の研究・開発に資金を提供するベンチャーキャピタルを設立し、2億ドルを調達することに成功しました。がんの新薬はバイオ薬品や遺伝子を対象とした薬品が中心となり、開発コストが高騰しています。医療とてビジネスです。大手製薬会社は、採算の目処が立たなければ、どんなに優れたアイデアであっても投資はしません。こうした様々な分野からの投資が、新たながん治療を育てていくことを期待したいところです。

Share on Facebook0Tweet about this on Twitter0
関連記事