がん闘病から仕事に復帰した秋野暢子さん「主治医は自分」

がんという大病になると、不安から治療を医師や病院任せにしてしまう方が少なくありません。

女優という仕事を考慮して、治療を選択

昨年6月、ステージ3の食道がんと診断された女優の秋野暢子さんが、治療を終えて、仕事に復帰しました。放射線や抗がん剤などの治療で5個あったがんは全て消えているそうです。そんな秋野さんは「主治医は自分」と語っています。標準治療では手術出来る場合は、がんを効果的に縮小出来る方法としてそれが第一の選択肢になります。しかし、侵襲の大きい手術になるため、後遺症の問題があります。秋野さんは女優という仕事、これからのQOLを考慮し、まずは放射線と抗がん剤の併用を選択したそうです。そして、「主治医は自分」と語っています。病気や治療を知り、何が自分にとって望ましいことなのかを、まずは自分が考えて選択したということでしょう。がんという大病になると、不安から患者は医師に治療を丸投げしがち。確かに標準治療ではガイドラインに沿った治療が行われますが、その中でも自分が主体的に考え選択することで、後悔のない治療に近づくのです。

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