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2022-07-27

次世代の抗がん剤は蛋白質分解薬


がんなど様々な病気にはそのきっかけとなる蛋白質あがあり、それを分解することで治療が可能です。

細胞の不要物を分解する仕組みを利用

次世代の抗がん剤として開発が進められているのが蛋白質分解薬です。がんの原因となる蛋白質を、細胞に元々備わっている不要物を分解する仕組みによって破壊します。この新薬は、がんの原因となる蛋白質と、不要物が分解される際に目印となる物質の両方に結合することで、がんの原因となる蛋白質は、酵素によって分解されます。理論上、全ての蛋白質を狙えるため、様々ながんなどの病気への応用が可能で、また低分子化合物として安価に大量生産出来るという長所があります。殺細胞剤、分子標的薬、免疫チェックポイント阻害剤に続く新たな抗がん剤として複数の製薬会社が手がけています。

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