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2022-01-17

肺がんの複数の分子標的薬を対象とするコンパニオン診断薬が発売


肺がんは、がんの性質、即ち遺伝子の変異に応じて治療が確立されています。

10種類の分子標的薬の判定材料に

がんは、細胞が分裂する際に、DNAが正常に複製されず、遺伝子の異常が積み重なって、無秩序かつ無限に分裂と増殖を繰り返す細胞が生まれ、大きな腫瘍になった結果です。この遺伝子の異常、即ちがんの性質に応じて分子標的薬を選択しようというのが、がんゲノム医療の趣旨です。特に肺がんは遺伝子の異常に応じて治療が確立されています。分子標的薬を使用する前に、遺伝子の変異を明らかにし、効果が期待出来るかどうかを検査するのがコンパニオン診断薬ですが、先日(1月11日)に理研ジェネシスは、複数の分子標的薬のコンパニオン診断薬となるAmoyDx肺癌マルチ遺伝子PCRパネルの販売を開始しました。肺がんの原因となるEGFR遺伝子変異、ALK融合遺伝子、ROS1融合遺伝子、BRAF V600E変異、MET exon14スキッピング変異を一度に検出出来て、10種類の分子標的薬について適応がどうかの判定材料となります。すぐに結果の出るPCR検査が保険適用となるのははじめてであり、迅速に治療方針を立て、治療に入れる一助となることが期待されています。

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