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2022-06-07

三木谷浩史さんにとって医療は大きなテーマ


楽天グループのトップである三木谷浩史さんは、光免疫療法を保険適用にまで導いた経営者です。

父親は膵臓がんで死去

楽天グループを率いる三木谷浩史さんは、週刊文春6月2日号の連載記事「未来」で医療をテーマとして取り上げています。楽天グループといえば光免疫療法に出資し、その異例の早さでの保険適用の原動力となりました。三木谷さんの父親は、膵臓がんで亡くなっており、家族をがんで失ったことへの思いが、医療業界への参入の背景にあったといわれています。そして、一代で巨大企業を育てた辣腕経営者にとって、高齢化の進む社会において、医療は事業意欲をかきたてられる対象なのでしょう。

一流経営者ならではの慧眼か

医療は様々な規制が支配する世界です。最新の治療が開発されたとしても、それが保険適用になり、誰もが恩恵を受けられるようになるには、莫大な費用と長い時間をかけて、知見を行い、エビデンスを集めて、効果と安全性を証明する必要があります。がんの新薬となるとそのための投資は数千億円にもなり、メガファーマの独占する領域となっています。しかし、三木谷さんは、光免疫療法に可能性を見出し、多額の投資を行いました。そして、根治切除不能な局所の統計部がんという他に有効な治療が存在せず、なおかつ光免疫療法の長所が活かせるがんで、保険適用を狙っていったのは、一流の経営者ならではの慧眼であったかもしれません。

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