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2019-01-24

膵臓がんは術前化学療法で生存率が向上

膵臓がんは最も厄介ながんだといわれます。

術前化学療法でリンパ節転移などが減る
膵臓がんはがんの中でも最も厄介だといわれ、生存率が低いことで知られています。膵臓がんも多くのがんと同様、切除が可能であれば、それが第一の選択肢になりますが、東北大学の調査で手術前に化学療法を行ったほうが、生存率が高まることがわかりました。2013年1月から2016年1月までに登録し、手術と化学療法のいずれかを先行して行った膵臓がん患者360名を調査したところ、手術前に化学療法を行ったほうが、2年後の生存率が63.7%となり、手術を先にやるよりも11.2ポイント上回りました。同大学の海野倫明教授は、手術前の抗がん剤投与でリンパ節への転移や肝臓がんの再発が減ることが奏効し、生存率が高くなったとコメントしています。

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