toggle
2018-04-10

CAR-Tとウイルスを組み合わせた新たながん治療

米国では血液のがんに対してキムリアが承認されたCAR-T一般的な固形がんに対しても効果があるのかどうかが気になるところです。

CAR-T単独よりも大幅に延命
患者の免疫細胞(T細胞)の遺伝子を改変して、がん細胞への攻撃力を高めるCAR-T。米国ではキムリアが血液のがんに対して承認されて話題になりましたが、次の関心事は一般的な固形がんに対しても応用出来るかどうかでしょう。米国んもペンシルバニア大学のグループは、このCAR-Tとがん細胞を破壊しながら、免疫細胞の活性も上げるウイルスを併用する治療で、固形がんに対しても一定の成果があったことを発表しました。ヒトの膵臓がんを移植したマウスを使った実験では、いずれかひとつの治療しか行わなかった5匹のマウスは、全て70日以内に死亡したのに対して、ふたつを組み合わせて治療した5匹のマウスは、全て100日以上生き延びています。1年以内には臨床試験をはじめたいということです。

Share on Facebook0Tweet about this on Twitter0
関連記事