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2017-11-10

大腸がんステージ4、40代男性の闘病記 2

慌てず、焦らず、諦めずの精神


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結果が出ない焦り
7月4日。iGS4000は変わらず13個使用。CTの結果が悪く、感情のコントロールが出来なくなっていました。腫瘍マーカーも上がっています。スチバーガの副作用か、足の裏、特に重心がかかるところに、痛みが出るので仕事をするのもひと苦労です。仕事をずる休みして、今後のことを考えたりもしました。ロンサーフは効果がなく、最後のスチバーガを先週から飲みはじめています。まだ感情の起伏はありますが、徐々にショックから回復しているようです。実は3月くらいから標準治療がなくなってからが勝負だと覚悟はしていたのに、これほど無気力な期間が長くなるとは、自分でも思ってもみませんでした。子供たちの学校の用事がなければ、家族でプチ旅行の計画を立てています。同じ一日なら楽しくしようということに気づきました。まだ動けるし、体調も悪くありません。慌てず、焦らず、諦めずの精神だと自分に繰り返しいいきかせていました。

 

腫瘍マーカー(上・CEA、下CA19-9)の数値がまた上昇

 

分子標的薬の副作用で歩行困難に
7月15日。iGS4000は1日4回に分けて、16個に増量。今回の腫瘍マーカーの検査結果で少し下がっています。来月の検査では標準値になっているのではと思えるくらい、疲れにくく元気になっています。足の裏の痛みが強く、計画していた旅行を延期していましたが、副作用が治まってきたので、来週は家族で行くことにしました。


休薬をしていたのに腫瘍マーカーが若干低下
8月2日。iGS4000は16個使用。7月5日を最後に休薬をしていたのに、腫瘍マーカーの数値が若干下がっていました。採血では肝臓の数値が悪く、主治医がいうには、まだ薬の効果がまだ残っているのかもしれないということです。来週、採血の結果を見て、治療を再開するかどうか決めることになりました。肝臓の数値が高いことについて質問しましたが、腫瘍が壊れる時にも高くなるそうです。医師がそんなことをいうとは思わなかったので、いい意味で驚きました。治療の再開はお盆明けを希望しているのですが、そのスケジュールも来週の結果を見て相談しましょうとのことでした。

 

7月はCEA値47.5、CA19-9値は203だった。CEAが若干下がっているが誤差範囲

 


「もう出来る標準治療はない」

 

2年間の抗がん治療の結果、もう出来る標準治療はない
8月24日。iGS4000は17個使用。残念なことにスチバーガは副作用が強過ぎるので中止という結論になり、もう出来る標準治療はないということになりました。CTの検査結果も肝臓の腫瘍が肥大していて、肺にばらばらと腫瘍が見えるのが問題だとのこと。まだ体力はあります。主治医も諦めず、腫瘍内科のチームで対策を考えるといってくれました。若干ショックはありますが、ロンサーフが効かなくなった時、ある程度の覚悟はあったので、それほど凹んではいませんでした。2年間抗がん剤治療を受けてきて、動けなくなるような副作用はスチバーガだけだったので、いいほうに考えるようにします。

手術後はじめてリンパ球数が1,300以上に
標準治療は全てやり尽くしましたが、今回の採血結果で手術後はじめてリンパ球数が1,300を超えました。やっと自分で戦える体に変化したのです。だから、まだ諦めません。数字としてよい結果は出ていませんが、心境はどんどん変わっていっています。主治医と腫瘍内科チームの提案で一番最初にやっていたオキサリプラチンに戻して、分子標的薬はアービタックスをやってみましょうということになりました。iGS4000もありますのでこれで腫瘍をやっつけてやろうと思います。

iGS4000の飲み方を変えてみた
8月30日。iGS4000を18個使用。今まで1日4回に分けて飲んでいましたが、1回に6個まとめて飲んでいます。上がると期待していたリンパ球の数値が、また下がってしまいました。以前との違いは何だろうと考えた結果、ビタミンB1不足なのかなと思い、大腸がんの手術以降、控えていた豚肉などをしっかり食べるようにしています。8月29日からはじまった化学療法では、フォルフォックス(オキサリプラチン+5-FU)とアービタックスを使ったのですが、以前は投薬の途中から金属製のドアノブに触れただけでびりっとした痺れを感じたり、水を飲んだ際に、喉が締まるような感覚があったりしましたが、今回はその症状が全くなく、食欲も落ちません。腸のデトックスのために炭のサプリメントを飲みはじめたので、iGS4000との相乗効果かなと思っています。化学治療を行っているとは思えないほど快適に過ごしています。1回に6個飲みはじめてからは、気になっていた肩こりと腰痛が劇的に少なくなりました。


大腸がんステージ4、40代男性の闘病記 3に続く

 

 

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