女優の藤山直美さんが乳がんと診断され、予定されていた主演公演を中止することになりました。幸い早期で発見されましたが、定期的な検診を受けていたから見つけることが出来たといえます。
20年以上、座長公演を休まず続けてきた
女優の藤山直美さんが初期の乳がんであると診断され、主演を勤める3月と4月の舞台を中止することになりました。7月の座長公演も休演し、治療に専念します。昭和の喜劇王・藤山寛美の娘として生まれ、その背中を見て育った彼女は、20年以上、座長公演を続け、休むことなく観客を喜ばせてきました。公演中止や休演については責任を重く感じていることでしょう。
乳がん検診は10年間、定期的に行っていた
彼女の父・藤山寛美は60歳という若さで肝硬変で亡くなっています。また、彼女の4歳下の妹も42歳で病気のために他界。彼女自身も公演が終わると、様々な部位の検査をはじめ、入念なメンテナンスを心がけていました。乳がん検診も10年間定期的に続けており、それがあったからこそ早期での発見が出来たのでしょう。先日、国立がん研究センターが発表した乳がんの10年生存率は、ステージ1が95.0%、ステージ2が86.2%と比較的高い数字になっています。早期に対処が出来れば、寛解の可能性は高いので、病気を克服し、再び舞台に立つ姿を見せてほしいものです。
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