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2021-12-09

がんサバイバーの原口文仁捕手が著書を出版


プロ野球の第一線で活躍する選手が、ステージ3の大腸がんを克服しスピード復帰を果たすという奇跡的な出来事は、多くのがん患者に勇気や感動を与えたことでしょう。

試練を通じて感じたことを形に

阪神タイガースの原口文仁捕手の著書『ここに立つために』が出版されました。プロ野球選手として活躍する現在までの半生を綴った一冊ですが、やはり2019年の年明けに公表した大腸がんとの闘いには、多くの頁が割かれています。怪我を乗り越え、一度は育成契約になりながら、不屈の闘志で掴んだ支配下登録。そして、代打の切り札として存在感を示した矢先に訪れたさらなる試練が大腸がんでした。後にステージ3だとわかった大腸がんですが、手術を経て抗がん剤の投与を続けながら、その年の6月には戦列に復帰。一軍復帰戦でのサヨナラ安打、そして球宴での2試合連続本塁打は、同じがんと闘う患者を含め多くの方に、感動を与えたことでしょう。試練を通じて感じたこと、支えてくれた周囲の方への感謝を形に残せたという原口捕手 。来季の活躍に期待せずにはいられません。

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