2020-05-22
がん患者は通年で感染症対策を
怖い感染症を引き起こすのは新型コロナウイルスだけではありません。
インフルエンザは冬場だけではなくなった
がんは免疫の病気です。免疫が十分に機能していれば、遺伝子に異常のある細胞が作られても、迅速に排除されます。しかし、加齢や病気、ストレスなどで免疫が低下して、異常な細胞が生き延びて、大きな腫瘍になったのが、がんという病気です。また、がん細胞は生き延びるために、様々な手段で免疫を抑制します。がん細胞が増えれば増えるだけ、免疫にはブレーキがかかります。さらに、抗がん剤や放射線による治療は免疫細胞にダメージを与えます。がん患者はウイルスや細菌による感染を起こし易く、また重症化し易いため、多くの方が命を奪われています。今、新型コロナウイルスの感染が猛威を奮っていますが、恐ろしい感染症は他にもたくさんあります。かつては冬場だけであったインフルエンザも通年で発症するようになりました。がん患者や同居する家族は通年で様々な感染症に注意を払う必要があります。
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