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2021-07-13

歯周病の治療は、大腸がんの進行抑制に影響


歯周病菌と大腸がんの関連性は以前から研究対象になっています。

歯周病治療が大腸がんの予防や治療に繋がる可能性

ピロリ菌が胃がんの発症に深く関係していることはよく知られていますが、歯周病菌が大腸がんに関連していることについての研究も進んでいます。第21回日本抗加齢医学会での発表によると大腸がん患者14名のうちの8名で大腸がん組織と唾液の両方から歯周病菌が発見され、そのうち6名は同一株でした。また、大腸がんの内視鏡切除の3か月前に歯周病の治療を開始したところ、歯周病が改善した患者は、便中の歯周病菌が有意に減少し、症状が改善しなかった患者や治療をしなかった患者については、有意な変化はありませんでした。この結果は、歯周病の治療が大腸がんの予防や進行抑制に繋がる可能性を示唆しています。

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