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2020-04-21

三大療法

保険診療で行われるがんの標準治療の柱となるのが、手術・放射線・抗がん剤の三大療法です。手術と放射線はがんという局所に対する治療であり、抗がん剤は細胞の単位でがんを叩く全身治療です。なお、乳がんや卵巣がん、前立腺がんなどホルモンの影響で進行するがんの場合、そのホルモンの働きを抑制するホルモン剤を使用することもあります。また、かつての抗がん剤は、がん細胞が盛んに分裂することに着目し、分裂中の細胞を傷害する殺細胞剤が主流でしたが、近年では新薬の主流は分子標的薬といって、がん細胞特有の分子を目印に作用し、分裂を抑制したり、がんが広がっていくために新しい血管を作るのを阻害したりするものになっています。

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