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2024-04-02

運動は、がん患者の疼痛軽減に有効

がんになると直接的な理に加えて、治療などが原意で、疼痛を悩まされることがあります。

がん疼痛には明確な対処法がない

がん患者は、様々な理由で疼痛を訴えることがあります。がんそのものが神経や組織を圧迫したり、或いは腫瘍やその周辺が炎症を起こしたりする直接的な場合もあれば、手術や放射線、抗がん剤の後遺症による場合もあります。そして、明確な対処法がないのが現状です。しかしながら、豪州メルボルン大学のクリストファー・スウェイン博士らが、がん患者6万超の症例(がん既往歴のある1万例を含む)を対象に、運動と疼痛の関係について研究した結果、ほぼ毎日30分以上の運動を行うことで、疼痛を軽減出来ることがわかりました。さらに、週に150分超の適度な運動を行うと、運動をしない場合や運動時間が少ない婆に比べて、疼痛を訴える割合が16%少なかったそうです。これは、中程度から重度の疼痛がある場合に特に顕著であり、運動量が多い程、疼痛を感じることは少なくなったそうです。

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