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2024-02-06

森永卓郎さんは膵臓がんではなく原発不明がんか?

膵臓がんでは必ず変異の起こるKRAS遺伝子に問題はありませんでした。

原発不明がんは治療が遅れがち

経済アナリストの森永卓郎さんは、昨年の暮れ、膵臓がんであることを公表し、抗がん剤などの治療を受けています。先日、がん遺伝子パネル検査を受けたところ、膵臓がんでは必ず変異がある遺伝子のKRASには問題がなかったのです。今のところ、他の部位にがんは見つかっていませんが、そうなると原発部位がわからないがんが転移したことになります。森永さんは膵臓がんではなく原発不明がんということになるのです。標準治療は部位ごとに確立されているため、原発不明がんは治療方針を立てづらく、的確な治療を行うのが遅くなりがちです。ただ、がんを遺伝子の変異という側面から見て、タイプごとに治療を選択するのであれば、部位がどこであっても関係ないということになります。

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