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2023-12-12

ナスのへたに含まれる成分が、子宮がんの治療薬候補に

子宮頸がんは、いぼと同じようにヒトパピローマウイルスで発症しますが、いぼの治療としてナスのへたを貼ったり擦り付けたりということが行われてきました。

子宮頸がんの細胞をアポートシスに誘導

名古屋大学のグループは、ナスのへたに含まれる9-oxo-ODAsという成分が、子宮頸がんに対して抗腫瘍効果を発揮することを確認し、新たな治療薬の開発につながるのではないかと期待されています。子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルスに感染して発症します。我が国には同じヒトパピローマウイルスが原因で出来るいぼに対して、ナスのへたを貼り付けたり擦り付けたりという治療が行われてきました。これに着目し、研究を進めたところ、ヒトパピローマウイルスが原因である尖形コンジローマや子宮頸がんの細胞をアポトーシスに誘導することが明らかになったのです。

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