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2023-06-26

抗体薬物複合体「エンハーツ」は様々なHER2発現のがんに有効


エンハーツは、最初に承認された乳がん以外でも、HER2を発現していれば、効果が期待出来ます。

陽性でなく低発現でも有効か

抗体薬物複合体「エンハーツ」は、進行の速いがんに多く発現するHER 2という蛋白質に対する抗体に、低分子の抗がん剤を結合させ、がんを狙い撃ちします。我が国初の新薬ですが既に乳がんには保険適応となっており、理論的にはHER2を発現していれば、様々ながんに有効だと考えられます。胃がんや食道がん、肺がんなど既に色々ながんでの臨床試験が進んでいますが、米国のテキサス大学MDアンダーソンガンセンターの研究では子宮がん。膀胱がん、卵巣がんなどへの有効性も確認されています。もうひとつ留意すべきことは、乳がんにおいてHER2に対する抗体医薬品は、HER2が陽性でなければ使えませんでした。しかし、エンハーツの場合は陽性にまで至らない低発現であっても、効果が確認され適応になっています。他のがんについてもHER2が陽性に至らない低発現であっても、奏効する可能性は大きいのではないでしょうか。

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