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2023-06-09

コーヒーが大腸がんのリスクを軽減


1日5杯以上のコーヒー摂取により、大腸がんのリスクが有意に低減することが、米国・Cleveland Clinic FloridaのSameh Hany Emile氏らのアンブレラレビューによって明らかになった。
Techniques in Coloproctology誌オンライン版2023年5月2日掲載の報告。
コーヒーは様々な病気を予防し、死亡リスクを軽減する健康的な飲み物です。

1日5杯以上飲むとよい

コーヒーが様々な病気を予防し、死亡リスクを軽減することは、既に様々な研究で明らかになっています。心臓や脳・血管、呼吸器の病気との関連性は既に報告されていますが、米国のクリーブランド・クリニック・フロリダの研究グループは、アンブレラビューと呼ばれる信頼性の高い手法でコーヒーの摂取と大腸がんリスクとの関連性を評価したところ、コーヒーの摂取により大腸がんのリスクが11~24%軽減し、結腸がんでは9~21%の低減、直腸がんでは25%の軽減でした。また、1日6杯以上コーヒーを摂取すると、大腸がんのリスクは7%軽減し、別の評価では1日5杯で8%、1日6杯で12%軽減してしていました。研究グループは、コーヒーの摂取による大腸がんのリスク軽減効果は1日5杯以上の摂取で生じると考えられるとまとめています。

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