2023-01-04
サッカー選手はがんで死亡するリスクが低い
サッカーは90分間走り回る過酷なスポーツです。
一般の方よりもがんによる死亡率が3割以上低い
サッカーのW杯では日本代表がドイツ、スペインという欧州の競合を破り、16強に進出する活躍を見せてくれました。このサッカーと病気については興味深い調査結果があります。サッカーは、足でボールを蹴るだけでなく、高いボールに対してヘディングでシュートしたり、ポストプレーを行ったりします。革製のサッカーボールは400g以上あり、それがかなりのスピードで飛んで来れば、衝撃は相応にあります。脳への影響は不可避なようで、スコットランドのプロサッカー選手を対象にした調査では、神経変性疾患による死亡率は、一般の方に比べて3倍以上、アルツハイマー病では5倍にも上っていたのです。一方、フランスでの調査ではプロサッカー選手のがんによる死亡率は、一般の方より3割以上も低くなっていました。ポジションによる差異はありますが、サッカーは90分間を走り回る競技。しかもプロとなると練習を含め適度な運動どころか、過酷な運動といっても差し支えないのですが、少なくともがんに対してはよい影響があるようです。
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