toggle
2022-10-13

レットヴィモが、RET融合遺伝子陽性の固形がんに部位を問わず適応


がんは部位ではなく性質によって治療を行うべきです。

異常な分裂に関わる蛋白質の働きを阻害

がん細胞には遺伝子の異常により特異的に発現し、異常な分裂に関わっている蛋白質があります。その働きを抑制し、分裂を食い止めるのが分子標的薬です。標的となる蛋白質は幾つも発見されており、それによって多くの分子標的薬が開発されています。レットヴィモは、RET融合遺伝子が陽性のがんに対して、増殖シグナルの受容体であるRET、血管内皮増殖因子受容体(VEGFR)、線維芽細胞増殖因子受容体(FGFR)等の活性化を阻害します。これまで非小細胞肺がんなどに適応になっていましたが、FDA(米国食品医薬品局)は、RET融合遺伝子が陽性の局所進行、転移の固形がんに対して、全身治療中、治療後に進行、代替治療選択肢がない成人患者であれば迅速承認しました。我が国のがん治療は外科主導で発展し、標準治療は部位別に確立されてきました。しかし、がんは同じ部位でも遺伝子の変異によって様々な性質があり、本来はそれに応じて治療が行われるべきです。国内でも免疫チェックポイント阻害座「キイトルーダ」は、特定の遺伝子の変異がある固形がんについては、部位を問わず適応になりました。今後、この流れは加速していくでしょう。

Share on Facebook0Tweet about this on Twitter0
関連記事