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2022-06-29

台湾で光免疫療法の治験が開始


日本発のがん治療である光免疫療法が、海外でも治験に入りました。

光免疫療法をオプジーボと併用

抗体の仕組みを利用して、光に反応する色素をがん細胞に送り込んだ後に、患部に光を照射し、色素が発する熱で、がん細胞を内側から破壊するのが光免疫療法です。小林久隆医師が開発し、楽天グループが手がける日本発のがん治療ですが、我が国では2020年に頭頸部がんに対して保険適用となり、海外でも台湾でオプジーボと併用する形で、治験がはじまりました、対象となるのは、国内と同じく頭頸部がんですが、台湾では罹患数が男性で3位、がん死亡数で3位と上位を占めています。光免疫療法は、色素を送り込んだがん細胞をピンポイントで破壊し、抗がん剤のような副作用や手術のような大きな侵襲がないという長所がありますが、がん細胞が破壊されることで、全身の免疫細胞が刺激され、免疫の底上げになるという側面もあります、がんによって抑制されていた免疫を回復させるオプジーボの併用は、相乗効果が見込まれ、国内でも治験が進展しています。

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