toggle
2022-04-18

mRNAワクチンは、がん治療のために研究されていた


mRNAワクチンは免疫が異物を排除するよう学習させます。

mRNAが、抗原となる蛋白質を合成

新型コロナウイルスの感染拡大で一躍、名前が知られるようになったmRNAワクチン。mRNAは、生命の設計図である遺伝子が記載されているDNAを転写したもので、その塩基配列に従ってアミノ酸から蛋白質を合成します。こうして蛋白質を合成することで、私たちは成長したり生命を維持したりすることが出来るのです。新型コロナウイルス向けのmRNAワクチンは、ウイルスの目印となる部分を、体内で合成し、それを免疫が抗原としてして認識することで、ウイルスが体内に侵入した際に、免疫が迅速に排除出来るよう学習させます。そして、この技術は主にがん治療の分野で研究が進み、臨床試験まで行われていました、がん細胞に特異的な蛋白質を、体内で合成させて、ウイルスの場合と同様、それを抗原として認識した免疫が攻撃し易いように教育するという仕組みです。

Share on Facebook0Tweet about this on Twitter0
関連記事