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2021-09-08

フキノトウの苦味成分に既存化合物の1700倍の抗がん作用を確認

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副作用がなく強力な抗がん剤が、普通に見かける植物から開発されるかもしれません。

がん細胞の代謝を阻害

岐阜大学のグループは、フキノトウの苦味成分「ペタシン」に既存の化合物の1700倍もの抗がん作用があり、正常細胞には影響を与えることなく、がん細胞の増殖やがんの転移を抑制することを発見しました。がん細胞はグルコースやグルタミンなどの栄養を取り込んで、盛んに分裂と増殖を繰り返します。この代謝を阻害することで、がん細胞の増殖やがんの転移を抑制出来ることはわかっていましたが、既存の化合物は毒性が高過ぎるか、効き目が弱いかで、有効な治療にはなえませんでした。乳がんや胃がんをはじめ様々ながんに効果があるということで、新薬の開発が期待されています。

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