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2021-08-04

腫瘍溶解性ウイルスが前立腺がんを対象に臨床研究へ


がん細胞のみ感染し、内側から破壊する腫瘍溶解ウイルスは、様々ながんに奏効する可能性があります。

既に悪性神経膠腫に対して承認

腫瘍溶解性ウイルスは、遺伝子の改変によってがん細胞のみ感染するように作られたウイルスです。がん細胞の中で増殖し、内側から破壊しますが、正常細胞には影響を与えず、がん細胞を狙い撃てるという長所があります。既に今年、テセルパツレブが悪性神経膠腫に対して承認されていますが、理論的には様々ながんへの応用が可能であり、研究が進められています。杏林大学病院では前立腺がんに対してこの腫瘍溶解性ウイルスとホルモンを併用する臨床研究の申請を行い、厚生労働省は承認する方針です。

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