2021-08-02
腫瘍溶解性ウイルスはスキルス性胃がんに有効
スキルス性胃がんは、胃壁の内側で進行するため、見つかりづらく、また進行が速いため、予後も極めて悪いことで知られています。
がん細胞のみ感染して破壊
腫瘍溶解性ウイルスは、がん細胞のみ感染するように作られたウイルスで、がん細胞の内部で増殖し、内側から破壊します、正常細胞には影響を与えず、がん細胞を狙い撃てるということで、期待を寄せられています。今年、テセルパツレブが悪性神経膠腫に対して承認されましたが、その他の様々ながんについても研究が進められています。そんな中、東京大学のグループがマウス実験でスキルス性胃がんへの有効性を確認しました。スキルス性胃がんは胃壁の内側で急速に進行し、発見が遅れがちなので、決め手となる治療がなく、極めて予後が悪いとされてきました。
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