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2021-07-30

東京五輪で奮戦するがんサバイバー


一度は引退を決めたテニス選手が、がんと診断されたことがきっかけで、コートに復帰しました。

復帰後、すぐに大舞台で活躍

連日、日本選手のメダルラッシュに沸く東京五輪ですが、女子テニスのカルラ・スアレスナバロ選手は、がんを克服して、スペイン代表としてこの大会に臨んでいます。世界ランキング最高6位、四大大会でも7度のベスト8進出という実績を誇る32歳のベテランは、昨年での引退を予定していました。そして、東京五輪の延期を経て昨年9月にはホジキンリンパ腫と診断されたのです。しかし、この病気が彼女の闘争心に火をつけたのか、病気のイメージのままコートを去りたくないと、治療を経て復帰。復帰後2戦目となる全仏オープンでは1回戦敗退したものの、フルセットの熱戦を繰り広げた相手は、その後、優勝したアシュリー・バーティ選手でした。東京五輪では出場したシングルス、ダブルスともに敗退しましたが、東京五輪や全仏オープンに出場しようという思いがやる気に繋がったという彼女の言葉は、多くのがん患者の励みになるのではないでしょうか。

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