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2021-06-04

がん患者は健常者より新型コロナウイルスに感染し易いわけではない


免疫が低下しているがん患者は、感染症のリスクが高いといわれます。

抗がん剤を使うと、抗体は少なくなっていた

国立がん研究センターは、がん患者500人と健常者(職員)1190人を対象に調査を行い、去年8月から10月の段階で新型コロナウイルスの抗体を持っていたのは、がん患者が0.4%、健常者が0.42%で差がなかったことを発表しました。数字を見る限り、免疫が落ちているがん患者だから感染し易いというわけではないようです。がん患者は健常者よりも感染対策をする傾向はありますが、今回比較の対象になった健常者も、医療機関の職員ですから、むしろ一般の方よりも感染対策は徹底していることでしょう。但し、免疫を低下させる抗がん剤の投与を行なったがん患者については、抗体の量は健常者よりも少なくなっていました。

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