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2021-01-29

初の悪液質の治療薬としてアナモレリンが承認

悪液質はQOLや予後を悪化させる
がんが進行してくると、代謝が正常に行われなくなり、筋肉の減少や食欲の低下が起こります。この状態を悪液質といい、QOLや予後を著しく悪化させますが、これに対する有効な治療は確立されていませんでした。アナモレリンは、胃で産生されるグレリンのように作用します。グレリンは、体重や筋肉量、食欲、代謝などを調節する働きがあります。アナモレリンは2019年にがん種を問わず、悪液質の治療薬として審議されましたが、最終的に継続審議となり、今回は「非小細胞肺がん、胃がん、膵がん、大腸がんのがん悪液質」として承認されました。

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