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2020-07-09

樹状細胞ワクチン

免疫細胞の一種である樹状細胞は、体内の異物を認識すると、抗原提示といってその目印をT細胞に伝えることで、攻撃を指示します。がん患者の体内ではがん細胞が免疫を抑制しており、がん細胞に対する攻撃力が低下しています。そこで、患者から採取した単球の状態の細胞を、体の外で樹状細胞に育てて、がん細胞の目印である抗原を認識させた状態にしたものが樹状細胞ワクチンです。これを投与することによって、免疫を刺激し、がん細胞を攻撃します。

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