2020-03-10
がん保険でよくあるトラブル
がんと診断されたのに、思い通りに保険金が支払われなかったというトラブルは少なくありません。
がん保険の内容を理解していない方が多い
がん保険は、がんと診断され、治療を行った場合に、保険金が支払われます。がん保険はあくまでも契約に基づくビジネスであり慈善活動ではありません。
がんと診断されたり、治療を受けている方は、経済的な負担も大きくなりますが、契約に定められた支払対象でなければ、保険金は支払われなかったり、一部しか支払われないことがあります。内容をよく確認した上で契約していれば、多くのトラブルは発生しないのですが、実際には自分のがん保険の内容を正確に理解していない方が多いようです。
早期がんだと保険金が満額下りないことが
まずがん保険は、加入してから90日などの免責期間があります。この間にがんと診断されると、保険契約は無効になるので、支払った保険料は戻ってきますが、保険金は支払われません。再発の場合も一定期間以内であれば免責になる場合があります。また、再発の際の保険金は、組織検査でがんという確定診断が下りて支払われることが多いようです。
そして、一番多いトラブルというか思い違いは、幸いにも早期がんであった際に起こります。がんは皮膚や内臓の粘膜に出来ますが、そこに止まっている上皮内新生物と、上皮を越えて浸潤した悪性新生物では、同じがんでも扱いが異なります。上皮内新生物の場合、保険金が支払われなかったり大幅に減額されたりすることが一般的です。
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