2019-10-30
果たしてがんは予防できるのか?
食材や習慣など、がんを予防する様々な手段が話題になります。
原因がはっきりしているがんは予防出来る
がんという病気は久しく日本人の死亡原因の1位になっています。確率的には2人に1人ががんになり、3人に1人ががんで亡くなります。そして、その原因については数多くの研究がなされ、中には原因がほぼ特定出来るようながんが出てきました。ウイルス感染による肝炎が進行した結果である肝臓がん、ヒトパピローマウイルスの感染と強い因果関係がわかった子宮頚がん、日本人の大半がピロリ菌が元で発症する胃がんなどです。こうしたウイルスや菌の感染症に対しては明確な対処が可能です。
予防出来ないなら早期発見が肝心
がんは早期の対処が何よりです。そして、可能ならがんにならないほうが望ましいといえます。2人に1人ががんになる中、がんの予防がいろいろなところで訴えられていますが、先に述べたように予防の出来るがんもあれば、様々な要因で発症し、明確な予防は現実的に不可能ながんもあります。確かにがんは生活習慣病ともいえますから、規則正しくストレスのない生活を送り、酒やタバコは控え、バランスのとれた食事をするなどで、効果が全くないとはいえません。どんなに健康的な生活をしていてもがんになる方はいます。現代人の心身ともにストレスが避けられない生活では仕方がないのかもしれません。だからこそ、がんは出来るだけ早く発見し、最適な治療を行うことが重要なのです。
関連記事