Home › がんと闘う › 【がん医療考現学】がんと周辺の話題を辛口に › 意外に多いがんの誤診 2019-01-07 意外に多いがんの誤診 医師からがんだといわれても確定診断ではない場合や誤診である場合があります。 組織検査でがんだと確定される がんと確定診断されるのは、画像診断でも、血液検査でもなく組織検査の結果です。画像で腫瘍らしきものが確認されたり、腫瘍マーカーの数値が上がったりしているのは、がんを疑う材料でしかありません。そして、組織検査でがん細胞か正常細胞かを判断するのは、病理医の役割です。病理医とて人間ですからミスはあります。がんだと誤診されることは、意外に多いのが現実です。がんと診断されても、疑問を感じたら、組織検査で何を根拠にがんと診断したのかを尋ねてみてください。場合によっては病理標本を借りて、セカンドオピニオンとして別の病理医に診断してもらうことも可能です。 00 関連記事 放射線治療が日本では欧米より少ない理由 APC療法の食道・胃がんへの先進医療適用は継続審議 九州大学のグループががんの進行に関わる蛋白質を発見 ET-KINGのいときんさんが闘病中だった肺腺がんとは? 池江璃花子さんがかかった白血病とは? 膵臓がん樹状細胞ワクチンの治験が本格化 国内で固形がんを対象に、CAR-Tの治験が開始