Home › がんと闘う › 【がん治療最前線】治療を中心に、患者目線で最新情報を配信 › 膵臓がん樹状細胞ワクチンの治験が本格化 2019-01-04 膵臓がん樹状細胞ワクチンの治験が本格化 樹状細胞にはT細胞が異物を攻撃するよう指示を出す役割があります。 全国の医療機関などと連携して治験を実施 樹状細胞は免疫細胞の一種で、異物を認識すると、同じく免疫細胞の一種であるT細胞に抗原を提示し、攻撃するように誘導します。この仕組みを体外で人為的に行って、がん治療に利用するのが樹状細胞ワクチンです。患者の樹状細胞を体外で培養して、がん細胞に特有の蛋白質を抗原として認識させた後に投与します。和歌山大学ではがんの中でも治療が困難とされる膵臓がんに対して、治験を進めてきましたが、安全性が確認されたため、全国17の医療機関や製薬会社と連携して、本格的な治験を実施することになりました。 00 関連記事 免疫チェックポイント阻害剤投与中、新型コロナウイルスの脅威は高まるのか? がん患者と健常者の境界とは? 蚊の嗅覚でがんを検出することに成功 これからのがん治療の鍵は免疫と遺伝子 1 新たな「光でがんを治す」手法が開発 検査から治療まで がんと遺伝子に関するQ&A 第二回「がん遺伝子検査で何がわかるのか?」 意外に多いがんの誤診