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2021-01-20

蚊の嗅覚でがんを検出することに成功

蚊には微妙なにおいを感知する優れた嗅覚があります。

線虫によるがん検査は既に実用化
線虫の嗅覚を利用して、微量の尿からがんの有無を検出する技術は実用化されていますが、同様に優れた嗅覚を持つ蚊についても、開発が進んでいます。東京大学などのグループは、蚊がヒトのにおいを感知する嗅覚受容体を組み込んだセンサーを作り、肝臓がんの腫瘍マーカーであるオクテノールを含むガスの中から、その微量のにおいを検出することに成功しました。がんの発見が遅れる背景には、検査が面倒で億劫という事情があることは否定出来ません。手軽な検査が実用化されることは、早期の発見に寄与するでしょう。

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