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2018-05-29

iPS細胞から免疫細胞を作ることに成功

様々な細胞への分化が可能で、再生医療の鍵となりそうなiPS細胞。がん細胞の制圧に役立つ免疫細胞を作ることにも成功しました。

ヘルパーT細胞は免疫システムのサポート役
京都大学などのグループは、iPS細胞から免疫細胞の一種であるヘルパーT細胞を作ることに成功しました。実験ではこの細胞が免疫の働きを向上させ、がん治療に有効であることがわかっており、新たながん治療の開発に繋がるのではないかと期待されています。免疫細胞には幾つかの種類がありますが、今回、作ることに成功したのはヘルパーT細胞で、同じく免疫細胞であるCTLなどを活性化するなどの働きがあります。実験ではヒトのヘルパーT細胞を採取して、一旦iPS細胞に戻し、そこからヘルパーT細胞に育てています。iPS細胞を使うことによって、免疫細胞を培養する際のコストや時間を削減できるかもしれません

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