Home › がんと闘う › 【がん治療最前線】治療を中心に、患者目線で最新情報を配信 › 日本乳癌学会が遺伝性乳がんについて予防的切除を推奨 2018-05-22 日本乳癌学会が遺伝性乳がんについて予防的切除を推奨 遺伝性乳がんになりやすい遺伝子異常の方に対して予防的切除を推奨すると、日本乳癌学会が診療方針を改訂しました。 予防的切除で死亡率は減少 米国の女優が遺伝性の乳がんの予防のために乳房を切除したことは、大きな話題になりました。BRCA1、BRCA2というがんを抑制する遺伝子に異常があった場合、生涯で4割以上(研究によっては9割とも)の方が乳がんになるという報告があり、これは変異がない方の6~12倍にもなります。そんな中、日本乳癌学会は、乳がんの患者に BRCA1、BRCA2というがんを抑制する遺伝子に異常があった場合、 がんのない乳房の切除も切除することを推奨すると、従来の診療方針を改訂しました。それによって死亡率が減少するとも明記されています。但し、遺伝子の検査やがんのない乳房の切除は保険適応外となり、費用は自己負担となります。 00 関連記事 進行がんからの生還の鍵はセカンドオピニオン8 非小細胞肺がんの1次治療からオプジーボは有効 肺がん闘病中だった水木一郎さん、最後まで現役で死去 放射性医薬品に使われるアスタチンの製造に成功 パイナップルの芯は天然の抗がん剤だった 新薬の承認をスピードアップする様々な制度 慶応大学が数万円で出来るがん遺伝子検査を開発