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2021-03-09

非小細胞肺がんの1次治療からオプジーボは有効


オプジーボは多くのがん腫において既存の抗がん剤を使い終えた後でしか使えないという難点があります。

日本人においても上乗せ効果があった

非扁平上皮非小細胞肺がんでは抗がん剤(カルボプラチン、パクリタキセル)と分子標的薬のアバスチンを併用するのが標準治療となっています。まだ化学療法を行っていおらずステージ3B以降、もしくは再発の患者に対してさらにオプジーボを併用した場合、治験五において良好な成績であったことは、既に明らかになっていましたが、2月に行われた第18回日本臨床腫瘍学会では、日本人のサブグループにおいても上乗せ効果が認められたことが発表されました。従来の抗がん剤とは異なる作用機序で、保険適用以来、急速に普及が進んでいるオプジーボですが、既存の抗がん剤を使い終えた後でしか使えないがんが多いことが難点でした。こうした研究によってオプジーボを初期の治療から使っていくことが標準になっていくことが予想されます。

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